【英語勉強法】ボキャブラリーを効率よく暗記する変わった方法
私たちは誰でも、どうしても言おうとしている単語が思い出せない苦い経験をしたことがあると思います。ボキャブラリーを暗記することは、英語学習において一番大変なことです。
さまざまな意味やニュアンスを持った単語やイディオムが、あまりにもたくさんあるからです。前後関係の中でボキャブラリーを見て、それを定期的に使って暗記することが一番よい方法なのですが、ときには、新しいボキャブラリーをセットで覚えなければいけない場合もあります。
フラッシュカードを使って新しいボキャブラリーを暗記するのがよい方法だという人もたくさんいますが、必要なときにいつも利用できるわけではありません。
そこで今回は、**「Method of loci:場所の方法」**とよばれている、新しい単語やボキャブラリーを自分の頭だけを使って覚える方法をご紹介しましょう。
【シャーロック・ホームズの暗記法】
イギリスのテレビドラマ**「SHERLOCK (シャーロック)」を観ている方なら、すでに「場所の方法」**については少しご存知かもしれません。
有名な探偵シャーロック・ホームズは、何か重要なことを記憶する際に、目を閉じて自分の**「mind palace:記憶の宮殿」**に行きます。この方法が「場所の方法」で、あなたもこの方法を使って新しい単語やボキャブラリーを暗記することができるのです。
lociは場所や位置を意味するラテン語で、この場所を使って新しい英語のボキャブラリーを暗記します。そのためには、頭の中に架空の場所を創り上げ、その場所に存在する人や物を使ってボキャブラリーを覚えます。
【頭の中の物語】
例えば、runという英語に関連するイディオムを覚えたい場合に、私は頭の中でこんな物語を想像します。想像上の場所は夕方近くの都市で、**ミルクを買いにお店へ行こう(running to the shop)としているところの私の友だちのリチャードというランナー(runner)**に、**私が偶然に出会った(run into)**ときに日が暮れてゆきます。
リチャードは遅れている**(running late)ので、閉店までに時間切れ(run out of time)**になりそうです。
もし私がrunに関連した単語をもっと暗記したいときには、この物語に追加していくことができます。そして、単語やボキャブラリーを思い出すのに苦労したときには、ただ目を閉じて、リチャードがお店に行くところを想像すれば、頭の中にボキャブラリーも一緒によみがえらせることができます。
もっとたくさんの単語やボキャブラリーを暗記するにつれて、想像上の都市も大きくなり、ボキャブラリーによってさまざまな場所を築き上げることが可能です。
あなたの想像上の場所が都市である必要はありませんから、頭の中で想像しやすいところなら、どこでもあなたの思いのままです。
さあ、あなたも記憶の宮殿を使って英語の単語やボキャブラリーを暗記して、どんな単語を覚えたか下のコメント欄から教えてくださいね。